サントネー村はコート・ド・ボーヌの南部にあり、北にシャサーニュ・モンラッシェ村があります。7haのクロ・ド・マルトはルイジャド社のモノポール(独占畑)で、《Sous la Fee(妖精の下)》と呼ばれる“クリマ”の中にあります。クロ・ド・マルト畑の内、6haはピノ・ノワール種でルージュを生産、1haはシャルドネ種でブランを生産しています。サントネーの白はとても希少なワインです。村の高い部分には石灰質の湧き水がよく見られ、良く灌漑されています。土壌は粘土‐石灰質です。《トロワ・クロワ》という山の麓の小さい谷間にあり、非常に日照量が多く、風から守られています。ルイ・ジャド社では1993年から所有しています。
サントネーはゆっくり熟成し、構成されていくワインです。保存状況が良いと、普通のヴィンテージでは5~10年、偉大なヴィンテージは約20年間熟成させることができます。
前菜、クリームベースの魚料理、白身肉の料理、あまり風味の強くないチーズに、大変良く合います。また、付けあわせに軽くキノコをのせた、シンプルに炒めたクルミ大の帆立貝と合せれば、そのおいしさに無言ではいられないでしょう。
■品種:シャルドネ100%
■蔵元:ルイ・ジャド
■容量:750ml
■味わい:
クロ・ド・マルト ブランは、ミネラル分があり、また白い果肉のある果物を思わせるような香りを放ちます。良い骨格を持ち、そのため心地良く熟成させることができます。
■醸造・熟成:
樽醗酵され、その後14ヶ月間樽で熟成されます。