ボトリティス・ビアンコ・トスカーノ VDT Botrytis Bianco Toscana

ワイナリー:

これは辛口の貴腐ワインであることを第一にいわなければなりません。貴腐菌によって凝縮させられた糖分のほとんどを、発酵で使い切ってしまうことにより、辛口に仕上げています。ソーテルヌのような甘口の白ワインは完全に発酵する前に亜硫酸(SO2)を加え、発酵を途中で止め、糖分を残す方法をとっているところがありますが、私たちはそれを好まず、発酵が自然に終わるまで続けています。非常に珍しいアイテムで、トスカーナでこのようなワインを造っているところはないでしょう。
このボトリティス・ワインはロックフォールやゴルゴンゾーラのような強くてスパイシーなチーズと良く合います。また、冷やして飲まれることをお勧めします。

■品種:トレッビアーノ 100% モンサント社の自社畑のトレッビアーノ種から造られます。
■蔵元:カステッロ・ディ・モンサント
■容量:750ml
■味わい:
ボリューム感があり、辛口で、酸味も多く感じられます。味わいはシェリーにも似ており、その中で貴腐ワイン特有のアロマが口中でも感じられます。
■栽培:
果実を11月初めまで樹に残し、その間に糖度が上昇し、貴腐菌が付着しますが、その貴腐菌は理想的な気象条件がそろったときにのみ成長することができます。
■醸造・熟成:
発酵後、フランス産樫樽で熟成され、清澄して瓶詰め後、更に2年間寝かせます。

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